雛祭/今日の俳句 ≪第3151号≫
≪2019年(平成31年)3月3日(日)≫(旧暦廿七)
雛祭
さゝめきをやめし顔なる雛かな
林原耒井
灯を継ぐと来し雛の間にとゞまりぬ
林原耒井
雛の間
春の空暗くこの世を祝いおり
岩田ひろあき
はんなりとやっぱりはんなり春の空
伊藤ふみ
雛流し
加太淡島まで流し雛見に行ける
細見綾子
雛流すけふ沖波の牙立てず
鈴木真砂女
※☆*今週のことば*☆※
我らの草の根の対話が
人生と社会を照らす。
「声仏事を為す」
創価家族のスクラムで
春呼ぶ語らいを楽しく!
御書P708
2019年3月3日
※☆*寸 鉄*☆※
「蒼蠅驥尾に附して万里
を渡り」御書。共に無上の
人生を。共に師弟の道を
◇
大阪婦人部の日。不屈の
祈りと行動で勝つ!創価
正義は常勝の母達ありて
◇
「華陽姉妹 誓春の日」。
女子部の前進こそ地域の
希望。青春の誓いを貫け
◇
この一瞬間に自己の全力
を傾注せよ―文豪。さあ
今日も挑戦。突破口必ず
◇
車の自動停止で人身事故
6割減と。でも過信せず。
要は一人一人の安全運転
※☆*名字の言*☆※
「私の生涯を通じて忘れることのできぬいちばん重大な日」――アメリカの社会福祉活動家ヘレン・ケラーが、そう記した日がある。7歳になる年の3月3日、初めて家庭教師のアン・サリバンと出会った日だ▼ある日、2人は、大きさの違う玉を、決められた順序で糸に通す練習をした。目・耳・口の三重苦を抱えたヘレンは、何度も順序を間違えてしまう。失敗に気付いたヘレンは、どのような順序だったかを思い出そうとした。その時、サリバンはヘレンの手のひらに「考える」と書いた。それは、植物や物の名前など、ヘレンが手に触れるもの以外の言葉を初めて知った瞬間だった▼サリバンは日常のさまざまな機会を逃さず、ヘレンの成長へとつなげた。その感謝を、ヘレンはこう述べている。「私のうちにあるすべての善きものは、ことごとく先生のものなのです」(岩橋武夫訳『わたしの生涯』角川文庫)▼人生は、出会いによって大きく変わる。御書では「善知識たいせちなり」「善知識に値う事が第一のかたき事なり」(1468ページ)と、仏道に導いてくれる存在の重要性が繰り返し強調されている▼素晴らしき出会いに勝る人生の喜びはない。さあ春3月。身も心も軽やかに、新しい友とも、古い友とも、心の交流を重ねよう。(芯)
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