二月尽/今日の俳句 ≪第3148号≫
≪2019年(平成31年)2月28日(木)≫(旧暦廿四)
二月尽
二月尽天城山葵に涙して
細見綾子
冷凍庫に入れ置くものや二月尽
鈴木真砂女
仲春
仲春のつぎはぎの雲と漂よいつ
田口満代子
肩に来る大気の重み春なかば
桑原三郎
石蕗の花
ひざを抱く少年二人つわの花
坪内稔典
石蕗や青空の青足りなくて
津田このみ
※☆*わが友に贈る*☆※
悩みがあるから
祈りが深まる。
試練があるから
人は強くなれる。
逆境は境涯革命の母だ!
2019年2月28日
※☆*寸 鉄*☆※
伝統の2月から躍動の春
3月へ。さあ心軽やかに
動き、列島に友情の花を
◇
青年は慈愛あふれる池田
博士の言葉に学べ―中国
教授。後継よ成長の糧に
◇
大闘争心が学会の精神―
戸田先生。広布も人生も
戦いだ。執念で一歩前へ
◇
インフルエンザ、流行の
ピーク過ぎても注意。手
洗い・マスク等、油断せず
◇
ネット含め新聞に触れる
人は9割。言論の力は大。
希望を送る機関紙へ益々
※☆*名字の言*☆※
優れた科学者に必要な力とは何か――ノーベル生理学医学賞を受賞した利根川進博士は語った。その一つは、自分の予測と合わない実験結果の中から、新たな仮説や実験計画といった“重大な鍵”を見いだす能力だと(『精神と物質』文春文庫)▼科学者に限らず、人はうまくいかないこと自体を悩むもの。しかし思い通りにならない物事を、どう捉えるべきかと考え、そこに活路を見いだせば、不遇や試練の“意味”は変わる▼順風満帆の人生を送っていたある婦人部員が突然、大病に見舞われた。激しい痛みと将来への不安に泣き暮れる日々。だが彼女は唱題する中で「宿命は使命の異名」と確信し、闘病の意味を“新しい人生を開くかけがえのない機会”に昇華させた。その生きる姿勢に感銘した友人が進んで入会した▼「今」「ここ」から出発し、未来を変えていくのが本因妙の仏法。さらに池田先生は“今の自分の境涯を高めていくことで、過去の因は悪因ではなく善因となる。過去に囚われない。いな、過去の意味さえも変えていくことができる”と語る▼いわば「これから」の生き方が、「これまで」の人生の意味をも決める。過去にも未来にも「価値」を創造していくことができる。病魔に負けない彼女の生命力に輝く日々が、それを物語っている。(城)
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